身近な例でいえば、ミカンやレモンの皮やゼラニウムやレモングラスなどの葉に触れるといい香りがしますよね。
精油とは天然の植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質をいいます。
日本では、精油は雑貨扱いのため、効果効能をうたえませんが、植物は身動きできないために、香りを発することで、受粉のために昆虫などを引き寄せたり、逆に食べられることを防いだり、植物にカビや有害な菌が発生するのを防いだりしており、人間はその力をそのまま利用しているとお考え下さい。
例えばホルモンバランスが気になるときに花の香りで楽しい気分になったり、心が乾いているときに樹木の香りでいやされたことはございませんか?
アロマ調香師は、こうした植物の部位の役割と精油の関係、いかに調香すればよい香りになるかという知識ともにブレンド技術を持った香りの専門家です。