2015年に読んで、北海道のアカエゾマツの森に思いを馳せました。
このイメージは映像で味わいたい、そう思う人がきっとたくさんいるはずだ!
羊と鋼の森は映画にきっとなると思い、映画になったときに香りを演出したいと思いました。
我が家は戦前から祖父が神戸新開地で文化の香り高い洋画だけを上映し戦後は叔父が日本ヘラルドの関西支社長をし他界するまで映画の仕事をしていて父も一時映画館を任されていたこともあって、私は物心ついたときから生活の中に映画がありました(残念ながら子供の頃は音楽はありませんでした)。
祖父が神戸の新開地で経営していたスケート映画館の跡地は神戸東宝になったこと、東宝が地元阪神・阪急グループであることなどからも東宝にはとても親近感がありました。
羊と鋼の森は出版社に映画化がされるかを尋ねたり、映画化が発表される前から東宝に問合せ、映画化がきまった時は自分ごとのように嬉しく、関われるかもわからないのにすぐにその演出を考えました。
映画試写会には参加できませんでしたが、私が仲介しPINGRACE産のアカエゾマツ精油をベースにした香りが付加されたカードが配布され、そのカードだけは記念に頂きました。
私は一般公開されて直ぐに2018年6/8(金)に妻とZAZAで鑑賞しましたがまず読んで想像し、もう一度読んでイメージを膨らませそのうえで鑑賞したので映像や音楽がさらに素晴らしく感じられたのかもしれません。
この映画を見てこの森の香、アカエゾマツのピアノの森のアロマをかぎたいと思われた方がいたら是非連絡ください。
この森の木は北海道の木として指定されているアカエゾマツでピアノの響板に使われてきました。
アカエゾマツの枝葉や精油の香は北海道のなかでも産地で結構違います。
北海道から4種(異なる生産者)のアカエゾマツ精油が届きました。
すべて香りが異なっていてワインのぶどうのようで面白いなとも感じました。
多くの方に体験してもらえたらと思い、私が催事を企画する際にはアカエゾマツ産地別芳香体験コーナーを設置しています。
面白いことに今回北海道で生産等関わった方が一番いい香りと思った産地と私が浜松で芳香体験時にとったアンケートが異なりました。サンプルが少ないからかと思いその後も継続してますが変わりません。
是非、これを読んだ方も嗅いでみてもらえたら嬉しいです
2021年1月16日(土)14時~18時まで浜松市中区高町のIGUZIONEcafe浜松で芳香体験コーナを設置しました(無料です)
まずアカエゾマツの香りは好きな香りなのか?感じてもらい、
そして4つの産地の順位をつけていただきました。
北海道の林業関係者と浜松の嗅いでくれた人と好みが大きく分かれこれも香りのおもしろいところだと思いました。
またこの時、ベルガモットワークショップの中で好みのスプレー作りを開催しましたが多くの方がアカエゾマツの精油を使ってくれました。
単体では選ばない方もブレンドすると使いたいとおっしゃってくれました
2017年からアカエゾマツ精油を分けてもらっていますので私が入手した時期で2017年から2020年まで4種用意したところ、一人一人これまた好みが違いおもしろかったです。